2002年に公開された映画の感想
この記事は、2002年に公開された映画の感想に関する記事です。
情報
この記事に関する情報について、記述していきます。
- 筆者はこの記事に「ネタバレ」を含ませています。
- 評価の際に使用している「S・A・B・C」に関しては、Sが最高評価、Cが最低評価を表します。
ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
下記の文章は、『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』の評価&感想に関する文章です。
U-NEXTで鑑賞。
評価
ヘルム渓谷の戦いは面白かったですが、もう少し感動が欲しかった&テンポが前作と比べて若干遅かったので、評価はAで。
テンポが遅かった原因は、仲間が散り散りになって各仲間の物語をそれぞれ描く必要があったからだと思います。
チョイチョイ個人的にドウデモイイと思ってる「アルウェンとアラゴルンの恋模様」が描かれていたのもマイナスでした。
戦に恋は不必要!!
もっと戦え!!
恋は勝ってからにシロ!!
感想
下記の文章は、映画『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』の感想に関する文章です。
アラゴルンが主役
ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔の主役はアラゴルンだったなと思います。
前作の主役もアラゴルンだったような気はしますが、本作のアラゴルンはもっと主役っぽかったなと。
だって、フロドほとんど出てこないですやん!
こんなの、誰だって主役を奪われます。
ヘルム渓谷の戦いの英雄アラゴルンvsほぼ捕まってたフロド。
あぁ…やっぱり血筋が人生の華やかさを決めるんだなって…。
そんな気持ちにさせられる映画でした…笑。
不死身のガンダルフ
このジジイ不死身すぎてワロタ。
あの高さから落下して生きていて、おまけに化け物退治までしていたとは。
何となく1度亡くなって復活しているような気もしますが、まぁ今生きてるなら問題ナシッ!!
白い服を着始めてからは、何だか前よりパワーアップしているような気がします。
今の状態なら、サルマンに勝てるのでは?
王様の正気を取り戻す件に関しては、実質サルマンに勝利してるわけですからね。
ヨッシャヨッシャ。
っぱ、ジジイは頼りになるゼ。
浮気のアラゴルン
アラゴルンがもう少しで浮気しそうです。
ローハンの王女エオウィンと、何だかイイ感じに。
エオウィンはアラゴルンに恋人がいることに気付いており、アラゴルンは一途な男。
つまり浮気はあり得ないとは思うが、この世の恋愛に絶対はナイような気もする。
うーん、耐えられるかなアラゴルン。
エオウィンと婚約すればローハンはほぼ手に入ることになるわけで…。
んま、アラゴルンはカッコイイから、そんな理由で伴侶を決めることはシナイカ。
しないよね…?
不死身のアラゴルン
崖から川に落ちたのに、何故か生きてるアラゴルン。
ただ生きているだけでなく、馬に乗ってローハンに戻ってくるというシブトサ。
これは主人公ですわ。
この件に関しては、馬の功績がハンパないと思います。
まず川に流されたアラゴルンを発見して、疲れ果てているアラゴルンを気遣ってしゃがんで体の上に乗りやすいようにして乗せて、更にローハンまで連れて帰るという功績。
なんだこの賢い馬。
確かこの馬って、ローハンから追放されたエオメル軍団長から貰った馬だよね?
「前の主よりも幸せになれよ、馬!!」みたいなセリフと共に。
そうだとすれば、馬とアラゴルンはまだ出会って間もないということ。
賢すぎて草。
ヘルム峡谷の戦い最高
ヘルム渓谷の戦い(角笛城の合戦)は個人的に最高でした。
何が起こるかほぼ全て予測できるくらいにシンプルでしたが、それでも面白かった。
分かっていても、ガンダルフとエントの援軍のシーンは感動しました。
地味に、エルフが援軍に来てくれたところも熱かったなと思います。
何でエルフ達は来てくれたんだろ?
エルフのエルロンド(「リヴ・タイラー演じるアルウェン」の父)のお陰なのか、それともケレボルン&ガラドリエルのお陰なのか。
援軍に来たエルフの指揮官がロスローリエンの国境警備隊の「ハルウェン」だったことを考慮するも、ロスローリエンのケレボルン&ガラドリエルのお陰説が濃厚かもしれない。
ということで、援軍多めのヘルム渓谷の戦いは、最高でした。
フロド何してたの問題
主人公フロドは、本作ではほぼ何もしてなかったなと思います。
出番少なすぎて、印象にあまり残ってない。
そして、出番が少ないことに加えて、指輪に操られているような描写が多かったことも、主役らしさが薄れた原因かなと。
ただでさえ敵陣に突っ込んで指輪を捨てるというクソみたいに理不尽な使命を持っているのに、それに加えて謎の軍に捕まってしまうとは。
人生大変すぎて笑えない。
応援したくなるような旅ではあるものの、もう少し主人公に希望を持たせてほしい気もします。
どうか最後は報われてほしい。
サムは英雄
サムは英雄です。
この男の凄いところは、主人公を決して見捨てないところ。
それどころか、全てを理解して、苦しみを分かち合おうとしてくれる。
更に更に、チョイチョイ冗談を言ったりして、主人公を元気にしようと気遣ってくれたりもします。
なんだこのイイヤツ。
女だったら惚れてます。
こんな友達がいれば、将来安泰だなと。
主人公は正直メチャ暗いので、サムがいてくれてかなりヨカッタなと思います。
どうか一家に一台サムを。
物足りないメリーとピピン
メリーとピピンは本作でメチャクチャ活躍しましたが、個人的にはもう少し物足りない活躍だったなと思っています。
今までほぼ足手まといだったメリーとピピンだからこそ、この機会に死ぬほど活躍してほしかった…というのが個人的な思い。
確かに活躍はしました、しましたが、もう少し感動的な活躍をしてほしかった…。
滅茶苦茶純粋な演説をしてエント達を心変わりさせるとか、エント達にクソキレ散らかして「俺達だけでも援軍に行く!!」と勇気ある行動をするとか。
本作の活躍が最善であることは間違いないのですが、もう少し印象に残る活躍をしてほしかったなと、勝手に思ってます。
ただ、エントのオジサンにわざと「壊された森」を見せたのだとしたら、かなり頭がイイ子達だなと思います。
あれでエントが援軍に向かうことを決心したのだから、その功績は計り知れない。
メリーかピピンかどっちか分からないが、頭イイよね。(たぶん壊された森の方角に導いたのはピピン。メリーはエント達を説得しまくってた方だと思うので。)
ファラミアの急な心変わり
ファラミアが急に心変わりして、「俺死刑になるけど、フロド助けるわ。」とか言い出しました。
何だこの急な心変わりは。
おそらく直前のシーンのサムとフロドの会話を聞いたことが原因だと思いますが、それにしても急すぎる。
ロード・オブ・ザ・リングはテンポがあまりによすぎて、チョイチョイこういう主人公に都合の良い展開があるなぁと思います。
決してそれは悪くはないが、もう少し詳しく描写してくれてもエエんやで?
たとえそれで10部作とかになっても、エエんやで?
エントの援軍遅すぎ問題
エントの援軍遅いんじゃ!!
確かに重く難しい決断ではあったと思うが、強力な力を持っているエントにはもう少し早めに動いて欲しかったです。
彼らが素早く動いていれば、ローハンやエルフの戦士達がもう少し助かったかもしれないので。
あと、森が壊されたことが「援軍のキッカケ」だとすれば、もう少し早めに決断して欲しかったなと。
サウロンがこの世界を支配すれば「森を壊されまくる」ことは容易に想像出来たはずなので。
その後のエント達の活躍は、最高でした。
ゴラム…
ゴラムは何だか、観ていてツラくなる生き物ですね。
おそらく多重人格者であり、悪いゴラムもいれば、イイゴラムもいる。
更に、指輪の誘惑もあるので、それでゴラムはおそらく悪い行動を取ってしまいがちなんだろうなと。
本作でイイゴラムがゴラムの人格を支配しかけましたが、主人公に裏切られたとゴラムが誤解して、また人格を乗っ取られた模様。
うーん不憫。
見た目気持ち悪くて性格も悪かったら、そりゃ嫌われます。
サムが正しい。
主人公がゴラムを救おうとしているところを観ると、何とかして幸せになってほしいなとも思います。
幸せ=結婚だと安易に考えるならば、メスのゴラムが必要。
おるんか?そんなの。