ジョジョ6部のジェイルハウスロック戦の解説&考察 二進法である理由
ジェイルハウスロック戦の解説&考察に関する記事を書いていきます。(ジェイルハウスロック戦=ジョジョの奇妙な冒険6部の徐倫vsミューミューのこと。)
筆者は漫画ではなく、NETFLIX配信のアニメでこのバトルを観ました。
漫画は未読です。
では、ジェイルハウスロック戦を詳しく解説していきます。
ジェイルハウスロックの能力
ジェイルハウスロックの能力に関する文章を書いていきます。
3つ以上記憶出来ない
ジェイルハウスロックを使われた相手は、3つ以上のことを記憶出来なくなります。(ジェイルハウスロックを使われた前の記憶は「3つの記憶」とは無関係で、ずっと覚えている。)
3つ以上の情報を覚えると、おそらく古い情報から1つずつ消えていきます。
メモを使ってもあまり意味はない
メモを見ると大切なことを思い出せるが、結局その内容も「3つ」に含まれるのでいずれ忘れます。
その証拠に、徐倫は腕のメモを消された後、その内容を全部忘れていましたよね。
同時に視認できる物&人の数
物の数
おそらく同時に視認できる「物」の最大数は3つだと思います。
そして、最後の場面で看守達が「銃弾」という「物」を「3つ」見たあとに徐倫のことを忘れていたことを考慮すると、「同時に物を視認できる数」と「同時に記憶できる数or同時に人を視認できる数」は合計されている可能性が高いのかなと。
徐倫が銃弾を「3つ」落として、その後に看守の記憶が「1つ」消えたということは看守の「物(銃弾)の視認数と看守の記憶数」が合計されていたと考えることができるからです。
看守の記憶が消えたのではなく徐倫の姿が消えていた(看守が銃弾3つ見たことで「同時に人・物を視認できる数の最大数」を超えたので、徐倫の姿が消えた)とするならば、看守の「物(銃弾)の視認数と人(徐倫)の視認数」が合計されていたことになります。
人の数
同時に視認できる「人」の最大数は3人です。
同時に4人以上を見ても、3人しか見えないです。
3人以外は透明で見えなくなります。
物を同時に3つ見たときも同じです。
ただし、物を「3つ」見たあとに視界内の「人」が透明になるかは不明。(大勢の看守が徐倫を見逃した理由を「徐倫が透明になっていたから」とするならば、物を「3つ」見た後に見た「人」が透明になっていることになります。)
逆に人を「3人」見たあとに視界内の「物」が透明になるのかも不明。
人・物を視認出来る最大数3に「記憶数3」が合計されるかは不明
人・物を視認できる最大数「3」と、記憶数「3」が合計されるのかは不明です。
合わせて「3+3=6」まで視認&記憶できるのか、そうではなくて合わせて3つまでなのかは分からない。
今のところ筆者は「人・物・記憶の数」は合計されていて、その最大数は合わせて「3」であると推測しています。
その理由は大勢の看守が徐倫を見逃すクライマックスのシーンで「銃弾3つ=物を視認できる数3」と「徐倫を捕獲するという記憶=看守の記憶数1」が合計されているように見えたからです。
「銃弾3つを1つづつ見た」ことで看守の「徐倫を捕獲する」という記憶が消えたからこそ、徐倫は逃げることができたのかなと。
もしも徐倫の捕獲命令に関する記憶が消えたのではなく「徐倫の姿が消えていた」とすれば、「物を視認できる数」と「人を視認できる数」が合計されていることになると思います。
強すぎないか?
ただ、合わせて3つまでだとするとジェイルハウスロックを使われたあとに「初めて見た人を3人&初めて見た物を3つ」見るたびに記憶が失われていくことになります。
それは能力的に強すぎないか?と思ったり。
ジェイルハウスロックを使われる前に知っていた人&物は関係ないんですけどね。
ジェイルハウスロック戦の解説
ジェイルハウスロック戦の解説&考察に関する文章を書いていきます。
前半戦の解説
前半戦は割とどうでもいいと思います。
ジェイルハウスロックの能力の説明&徐倫がミューミューにボコボコにされるのがメインであり、結局のところ、前半戦はこの戦いの結末には関わってこない事柄が多いです。
なので、解説することは特にナシ。
疑問点などがあれば、↓の「Q&A」の欄を見てみてください。
後半戦の解説
後半戦は、最後の最後だけ重要なので解説します。
ミューミューが透明になったあたりですね。
ミューミューが透明になった理由
ミューミューが透明になった理由は、徐倫が「看守3人+ミューミュー1人を同時に見てしまったから」だと思います。
ジェイルハウスロックは、3つ以上のものを同時に見ると4つ目以降が消えます。
これは人にも当てはまるので、ミューミューは透明になって消えました。
救世主エンポリオ
ミューミューが透明になったので、徐倫はボコボコにされました。
それを救ったのがエンポリオです。
エンポリオはミューミューの顔画像を二進法に変換して、紙に書いて持ってきました。
これを徐倫がストーンフリーの糸で写真化して、ミューミューの透明化が解除されたわけです。
ミューミューの透明化が解除された理由は、「二進法によって作られたミューミューの写真を徐倫が見たから」。
ミューミューの写真を見たことでミューミューの顔が記憶され、それによってミューミューの透明化が解除されました。
その後に「お前は敵なのか?」と徐倫が質問して、自分は透明だから見えていないと油断したミューミューが否定しなかったので、殴りまくって倒したということです。
ちなみにミューミューの透明化は、おそらく「ミューミューの写真や動画」などを見ないと解除されない可能性が高いです。(透明化によって見えなくなっているので、「直接本人を見る→顔を記憶する→透明化を解除する」という方法が使えない。つまり写真などを見て解除するしかない。)
ということで、エンポリオはナイスプレーだったということですね。(MVPは間違いなくエンポリオ。)
その後は、ミューミューを脅してジェイルハウスロックを解除させ→看守たちにジェイルハウスロックを使わせて→看守たちに「3つの銃弾」を見せて→看守たちから徐倫を捕獲するという記憶を失わせて→終わりです。
Q&A
よくありそうな疑問&それに対する筆者の考えに関して、文章を書いていきます。
なぜ徐倫はG入りのご飯を食べてしまったの?
徐倫が「ミューミューによって踏まれて汚された&おそらくGも入ってますご飯」を食べた理由は、記憶を消されたからですね。
ご飯を汚されたあとにミューミューが3つの質問を徐倫に投げかけています。
この質問3つが「3つまでしか物事を記憶できない」に当てはまったので、徐倫は質問より前に起こった出来事を忘れてしまったということ。
つまり、G入りのご飯を食べた可能性が高いです。(ギャアアアアア)
イヤァァァ!!Gはイヤアアァァ!!
なぜ徐倫は「3発以上」の銃弾を認識できたの?
徐倫が3発以上の銃弾を認識できた理由は、「水面に映った銃弾」を見ながら戦ったからです。
水面に映った銃弾は「水面を1つ」見ているので「視認数は1」ということかな?
ぶっちゃけ水面見ながら戦うとかキツイだろとは思いますが、徐倫の運動神経なら可能だということですね。
水面を見る➝銃弾の数を把握する➝殴りまくって対処する、この流れを銃弾が自分に到達するまえにやってのけたということ。
凄まじい女です。惚れます。
ミューミューが透明になって消えたのはなぜ?
ミューミューが透明になったのは、「ミューミュー+3人以上の看守」を徐倫が同時に見たからだと思います。
ジェイルハウスロックの発動中は、徐倫は「3つ以上のもの・人」を同時に視認出来ない。
なので、4人目であるミューミューが見えなくなったということですね。
ミューミューの透明化が解除されないのはなぜ?
ミューミューの透明化が「徐倫の目の前にミューミュー1人」になっても解除されなかった理由は、「透明化の解除には写真や動画が必要」だからだと思います。
例外として「水に映して1つの像として認識する」ということをすれば透明化は解除できた可能性はありますが、基本的には透明化の解除には写真や動画が必要なはずです。
その理由は「透明になると見えなくなって、実物を目で見て記憶することが不可能になるから」です。
透明になったものを目で見ることが永遠に出来ないとすれば、ミューミュー本人を「目で見て記憶して視認すること」は不可能ということになる。
「同時に3つ以上のものを見なければ、自然に透明化が解除されるのでは?」と思いがちですが、ジェイルハウスロックはそうではないみたいですね。
エンポリオが二進法を持ってくる直前の場面で徐倫とミューミューが1vs1だった場面でも、透明化が解除されなかったようなので。
ミューミュー以外が透明になってしまう可能性はあるの?
ミューミュー1人+3人以上の看守を同時に見た時、ミューミュー以外の看守が透明になる可能性はあったのか?について。
これは、その可能性はなかったと思います。
ジェイルハウスロックはおそらく「古い記憶」から消えていきます。
なので、古い記憶=徐倫が同時に見てしまった「ミューミュー+3人以上の看守」の中で1番最初に見たミューミューが1番最初に透明になる、ということになりますよね。
この辺は割としっかりした脚本だなと思いました。
ジェイルハウスロック戦はあまりに話が複雑すぎて「適当に書いてるんじゃないかこれ?」と疑ってましたが、そんなことはないんだなと思い知らされましたね。
やっぱジョジョは凄いや。
「2進法」である理由は?
エンポリオが持ってきた紙に2進法でミューミューが描かれていた理由は、「写真」にする必要があったからだと思います。
写真である必要性は、写真でないとミューミューの透明化を解除できないからですね。
透明化は自然に解除されないっぽいので、写真や動画で本人の顔を詳細に記憶しなおすことでしか解除できないということっすね。(ミューミューの透明化が解除されない限りは、ミューミュー本人を直接目で見て記憶することは不可能なので。)
「二」進法だから「3つの記憶制限」と関係あると思いがちですが、たぶん関係ないっすね(笑)
二進法を紙に書くとしても、「11000、10101、10001」と少しずつ記憶しながらメモする必要があったはずです。
つまりは、3つの記憶に到底収まらない数の記憶が必要になるということ。
エンポリオはおそらく腕などに「二進法の計算を完成させて二進法をメモしろ」とだけ書いて、二進法メモを完成させたのかなと勝手に推測してます。
2進法で写真が作れる理由は?
二進法で写真が作れる理由は、モザイク画のような仕組みかなと思います。
0の部分は糸で何もせずに、1のところだけ糸で塗りつぶした?感じかなと。
詳細はわからないですが、まぁそんな感じでモノクロっぽい写真は作れそうかなと。(正確に言うとストーンフリーは青色なのでモノクロではない。モノアオかな?)
似顔絵じゃダメだったの?
似顔絵ではおそらく透明化が解除されないです。
ぶっちゃけジェイルハウスロックのさじ加減ではあると思いますが、「本人に限りなく近いもの」を見ないと透明化は解除されないんじゃないかなと。
目でミューミュー本人を見たのと同じ状況を作り出すには、似顔絵ではなく「写真や動画」でミューミューを見る必要があったと思います。
エンポリオがとんでもなく似顔絵が上手いガキだった場合は、もしかしたら似顔絵で透明化が解除されたかも…?
エンポリオが2進法プリント方法を覚えたまま徐倫に会うのは難しいのでは?
エンポリオが二進法メモを持ってきたとして、それをストーンフリーでプリントするという発想まで記憶できていたのは不自然じゃないか?と思う気持ちは分かります。
自分もそう思います(笑)
ですが、不可能ではないかなと。
あらかじめ腕などに「二進法を計算してメモしろ」&「徐倫お姉ちゃんに二進法メモを持っていけ」&「ストーンフリーで印刷しろ」とメモしておけば、まぁギリギリ可能かなと。
あくまでギリッギリですけどね(笑)
もう1つフォローするとすれば、エンポリオはスタンド能力によって、自分の部屋から何も見ないで徐倫のもとまで辿り着くことが可能だったわけです。
これはかなり大きいかなと。
もしも能力無しで徐倫のもとまで歩いて辿り着いた場合、色々な情報が頭の中に入ってきたはずです。
そしてそれらの情報が記憶になって、徐倫にプリントさせるという目的を忘れさせた可能性が高いかなと。
なので、エンポリオのスタンド能力ってのもかなり役立ったと思います。
看守が徐倫に発泡しなかった理由は?
看守が発泡しなかった理由は良く分からないです。
徐倫を射殺するつもりだったどうかは分からないですが、手足を射撃する許可くらいは出ていたはず。
目の前でミューミューという上司がボコボコにされているのに、それを無視するのはどうなのかなと。
ミューミューの透明化はあくまで徐倫に対してのみであり、他の看守達にはしっかりと見えていたはず。
それなのに目の前でミューミューを人質に取られるというのは…。
まぁ無能とも言えますし、ご都合展開とも言えるかなと。
看守たちが銃弾を3つ見て徐倫を見逃した理由は?
看守たちが徐倫を見逃した理由は、「徐倫を捕獲するという目標を忘れたから」だと思います。
忘れた理由はジェイルハウスロックの能力です。
-
1つ目の銃弾が落ちるのを目撃する
-
2つ目の銃弾が落ちるのを目撃する
-
3つめの銃弾が落ちるのを目撃する
これら合計3つの記憶によって、「徐倫を捕獲するという記憶」が看守達から消えたのかなと。
徐倫が透明になったのかな?とも思いましたが、流石に目の前で人が消えたら驚くと思います。
その様子がアニメからは見えなかったので、まぁ透明にはなってないのかなと結論づけました。
3つの銃弾と徐倫1人を同時に見ているので、徐倫が透明になった可能性もあるんですけどね。
まぁ、視聴者の想像にお任せするスタイルなのかもしれないっす。
看守達が記憶をなくしたのは無理があるのでは?
ジェイルハウスロックの発動前に徐倫捕獲が命令されていたとすれば、ジェイルハウスロック発動前に記憶していた「徐倫捕獲命令の記憶」が無くなるのはおかしいかなと思います。
なので、この「看守達が記憶をなくして徐倫を見逃した展開」は少し無理があるなと個人的に思っちゃいますね。
ちなみに、徐倫が落とした銃弾をジェイルハウスロック発動前に装填した看守がいたとすれば、ジェイルハウスロック発動前に「3つの銃弾の存在を記憶している」ことになって、徐倫が3つの銃弾を落としてもその看守1人だけは記憶を失わないのでは?とこっそり思ったりもしました。
でもこの疑問に関しては、「銃弾そのものの記憶」と「銃弾を落とされたという記憶」は別と考えれば特に問題ないなという結論に至りましたね。
エンポリオが感電しまくっていたのはなぜ?
エンポリオが感電しまくってたのは…腕に「コンセントを抜け」というメモをする発想が無かったからだと思います。
この発想さえしていれば、まぁあそこまでボロボロになることは無かったかなと。
でもまぁ、これは普通だと思います。
この訳わからないジェイルハウスロックの状況の中で、冷静を保って動くのは非常に難しいかなと。
徐倫は並外れた精神力と頭脳で、「3つまでしか記憶できない」ことを腕にメモするというファインプレーをしていましたが、普通の子供にはこの発想は中々に厳しいっすよね。
なので、3つ以上記憶できないことを知らずに、腕にメモすることを怠っても仕方はないなと。
まぁ、感電した直後にコンセントを抜けばイイ話ではありますが…(笑)
まとめ
いや〜、思ったより長い記事になってしまいました。
たった2話の出来事の考察で、ここまでの長文になるとは…(笑)
それほどまでにこのジェイルハウスロック戦が難しくて分かりにくいということですかね。
でもまぁ、色々解説したり考察してみると、意外と矛盾点は少なかったように思います。
最後の最後の「看守が徐倫捕獲命令を忘れるのはおかしい」というところ以外は、個人的に一応全て納得がいく展開だったなと。
自分で勝手に想像して納得しちゃってる箇所があるような気もしますが、まぁそれは勘弁していただけるとありがたい。
では、この辺で記事を終わります。
長文を読んでいただき、ありがとうございました!!
以上。